資産運用のメリットとデメリット
資産運用をおこなうにあたり、まずはメリットとデメリットを知っておくとよいでしょう。
・メリット
資産運用の最大のメリットは、資産運用を通じて自身の保有資産が大きく増える可能性がある点です。それにより、将来のための資産形成ができることや、不労所得を得ることができる点もメリットといえるでしょう。
・デメリット
資産が増える可能性があるというメリットがある一方で、元本割れを起こす可能性があるのも資産運用です。掛金として拠出した金額が保証されているわけではありません。
また、資産運用は基本的に長期投資によって利益を出すものです。そのため、利益が得られるまでに時間を費やす必要があり、最新情報を入手する必要もあります。
新NISAとiDeCo
2024年から従来のNISA制度が見直され、「新NISA」が始まりました。新NISAでは、一般NISAとつみたてNISAの併用が可能で、最大1800万円が非課税枠になります。また、非課税期間も無期限です。
さらに、毎月積み立てた掛金を60歳以降に受け取れるiDeCoとの併用もおすすめです。NISA、iDeCoいずれも、少額からスタートできる投資なので、投資経験が少ない初心者でも取り組みやすく、税制上の優遇を受けながら着実に貯蓄を増やしていけます。資産運用を始めてみようと考えたときにおすすめの投資方法といえます。
投資信託
投資信託は、ファンドマネージャーが代わりに運用をおこない、それによって利益が得られた場合に配当金を受け取れる運用方法です。投資信託は株だけでなく、債券や不動産、その他金融資産などに分散して投資がなされるので、リスクを削減でき、比較的安心して始められます。
さらに、投資金額も少額から始められ、プロの専門家が代わりに運用をおこなってくれるため、資産運用の初心者でも始めやすいという特徴があります。しかし、投資である以上、プロの専門家が運用をおこなっていても確実に利益が得られるわけではありません。元本割れを起こすリスクも、当然あることを念頭に置いておきましょう。
また、ファンドマネージャーへ依頼して投資をおこなうため、さまざま手数料や運用コストが発生する点も考えておく必要があります。運用先を選ぶ際には、ある程度の知識も必要なので、日々知識を深める必要があるといえます。
投資の目的を明確にして資産運用をおこなおう
資産運用にはさまざまな方法があり、目的や目標に適したものを選ぶ必要があります。例えば、iDeCoのように、60歳になるまで引き出せない投資方法では、子どもの学費を捻出するためにおこなう投資には向いていません。
いつまでに必要なお金なのか、なんのために必要なのかを考えながら、どのような方法で資産運用をするべきか検討してみましょう。
出典
金融庁 新しいNISA
国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト iDeCoってなに?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー