「自分で考える力、真実を見抜く力を」 元警察官でコメンテーターの佐々木成三さんが母校で講演 岩手・一関市

埼玉県警の元警察官で、情報番組のコメンテーターとして活躍する佐々木成三さんが21日、母校の岩手県立一関二高で講演し、後輩に熱いエールを送りました。

佐々木成三さんは21日、母校である岩手県一関市の一関二高の生徒およそ650人を前に、「情報モラル教室」と題して、SNSやインターネットとの上手な付き合い方について講演しました。
佐々木さんは、埼玉県警捜査一課にも所属した元警察官で、その経験を生かして現在は情報番組のコメンテーターなどとして活躍しています。
佐々木さんは講演の中で情報があふれている時代だからこそ自分で考えることが重要だと訴えました。

(佐々木成三さん)
「全ての答えをスマートフォンが出してくれる時代です。スマートフォンのせいでとあえて言います。自分で考える力、真実を見抜く力が欠けている世代だと言われています」

佐々木さんの厳しくも後輩を案じた言葉に生徒たちは聞き入っていました。

(生徒)
「自分が見た情報だけを信じすぎるのも良くないと思ったし、周りの情報もよく見てしっかりと広い視野を持って考えていくことの大切さを学びました」

21日は警察官を志す生徒との懇談の場も設けられ、佐々木さんは母校の後輩たちにエールを送っていました。

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