広島市西区の強盗殺人未遂事件 実行犯の判決を受け被害者家族がコメント「懲役が何年であっても短い」

おととし、広島市西区で親子3人が重軽傷を負った「強盗殺人未遂事件」。広島地裁では実行犯3人の公判が終わり、被害者家族は代理人弁護士を通じてコメントを出しました。

この事件は、おととし12月、8人が共謀して広島市西区の店舗兼住宅に押し入り、親子3人に暴行し重軽傷を負わせた上、約2700万円相当の金品を奪ったものです。両親は軽傷、当時49歳の息子はモンキーレンチで殴られ一時意識不明の重体となりました。広島地裁は強盗傷害などで起訴された実行犯3人に実刑判決を言い渡しました。28歳の男と22歳の男は懲役14年。19歳の男は懲役11年の判決です。判決を受けて、被害者家族は「(28歳と22歳の被告の男に対し)裁判官や裁判員の方々には、私たち家族のやるせない気持ちをくみ取ってくれた判決と思いますし、強盗傷害の罪としては、14年の懲役は相応の判決と思います」。その一方で、「息子は後遺症を負って一生すごさねばならないことを考えると、懲役が何年であっても短いと思います」と弁護人を通じてコメントしました。(2024年2月21日)

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