長女が1歳に!「パパになった本並さんがますます大好き」と話す丸山さん。夫婦仲よしの秘訣は【丸山桂里奈・本並健治】

大好きなパパとの触れ合いタイム。

元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈さん(40)と、元サッカー日本代表で指導者の本並健治さん(59)夫婦。2023年2月に生まれた長女は1歳の誕生日を迎えました。最近の成長の様子や、出産からの1年を振り返って思うことなどを、丸山さんに聞きました。
連載「GK夫とFW妻の育児奮闘記」第13回です。

【連載】EXIT りんたろー。チャラ男のおかげで夜泣きも乗り越えられた!? 授乳記録を夫婦で共有するナイスアイデアとは?

赤ちゃんの成長は予測できないことばかり・・・

もうすぐ娘が1歳の誕生日を迎えます。赤ちゃんの成長って本当に早いですね。出産してからの1年を振り返ると、あっという間の気もします。でも、出産して最初の数カ月は、1日1日がとっても長く感じていたなぁ。初めて経験する赤ちゃんのお世話は、毎日同じことの繰り返しで大変でした。わからないことだらけで不安も大きかったです。周囲の人に「小さい赤ちゃんって今だけだから」ってアドバイスしてもらっても、そのときは素直に聞けなかったくらい、余裕がなかったと思います。でもたしかに赤ちゃんの成長って早いな、と今となってはわかります。

育児が始まったばかりの数カ月は「いつ首がすわるんだろう?」って何度も確認してたけど、いつの間にか首がすわって・・・、そして寝返りした、おすわりができるようになった、とか、どんどんできることが増え、そういう娘の成長の節目節目で、すごくうれしく感じていました。
娘の成長とともに、育児にも慣れてきたというか、少し楽になってきたかな~。

赤ちゃんの成長って本当に「自然」って感じで、親の思惑なんて考えてくれるわけもなく日々新しいことが起こっていて、それに私が出会って驚く感じ・・・。
しぐさも行動も予測していないことが毎日起こるから、大変なこともどんどん増えますよね。だけど、それと同じくらい、楽しいこともどんどん増えているなって思っています。

どこまでも、どこまでもぐんぐん歩く娘

お散歩中に芝生が気になり、触って感触を確かめる娘さん。

先月ごろからひとり歩きを始めた娘。どんどん歩くのが上手になり、最近は外にお散歩に出かけています。お散歩に出ると「どこまで行くのっ?」というくらい、ずーっと歩いています。前に道があればひたすら歩いて、どこまででも行きそうなくらいの勢いです(笑)。ときどき狭くて木が茂っている植え込みのほうに行こうとするので、危ないから私や本並さんが娘の前に立ってガードするんですが、そうすると娘は進路を変えてまたぐんぐん歩いていきます。

地面のほうを見て歩きながら、いろんなものを見つけては興味津々。道にある小さいくぼみとか、落ちている葉っぱとか、芝生なんかに興味を示すと、じーっと見たり触ってみたり。いろんなものが新鮮に見えるんでしょうね。
先日、東京でも雪が降りましたよね。私は仕事だったんですが、本並さんが娘とベランダに出て、初めての雪を触らせてみたそうです。娘は冷たい雪の感触をすごく喜んでいたらしいです。私も一緒に娘の喜ぶ顔を見たかったなぁ。

自己主張が強くなってきて、ダメなことの伝え方が難しい

ベビーチェアに座っておやつタイム?!

まだはっきりと「ママ、パパ」と言葉を話すわけではないけれど、最近は娘の名前を呼ぶと「ハーイ」という感じで手を上げたりします。「いただきます」や「ごちそうさま」をするときには、私が「いただきます」といって合わせた手を外側から押さえるようなしぐさをします。それが娘なりのあいさつのようです。

自己主張もかなり強くなってきた感じで、嫌なことは嫌、とはっきり意思表示するようにもなってきました。たとえば、ミルク。今まではたくさん飲みすぎて吐きもどしてしまったこともあったけれど、最近はいらなかったらもう飲まないし、口に近づけても、口をとがらせて「いらない」という感じのしぐさをします。

あとは、抱っこするとよく顔をペチペチたたいてくるんです。親以外の人にもやったらいけないから、「これはだめだよ、痛いんだよ」と伝えているんですけど・・・しかったりするのはあんまりよくないとも聞くけど、ダメなことはダメだから、どんなふうに伝えたらいいのかなって、難しさを感じています。

1歳のお誕生日。一升もちか一升パンか・・・

お散歩中にウッドデッキのすき間が気になって、チェックしている娘さん。

娘の1歳のお誕生日はどんなふうにお祝いしようかな、といろいろと考えています。初誕生には一升もちを背負わせる風習があると思うんですけど、おもちって食べきれないなぁ、と。最近は一升パン、というものがあると教えてもらったから、それもいいな、と。パンなら娘も食べられるし、おもちとどっちにしようかな、と迷っています。結局両方買っちゃいそう・・・(笑)

最近、娘の食事の好き嫌いがけっこうはっきりしてきました。以前はほうれん草が好きだったのに、最近はほうれん草が入っていると、べーっと出したりするようになりました。娘の好物はさつまいもです。ねっとりした甘いさつまいもが大好きなので、誕生日には、ちょっと高級なさつまいもを買って、料理して食べさせてあげたいな、と考えています。

パパになった本並さんは、もっと好き

「娘がいろんなものに興味を持って、触りたがるから目を離せない!」と丸山さん。

私たち夫婦がママとパパになって1年がたちますが、以前よりももっと本並さんのことを大好きだな、と感じています。本並さんは私のいちばん近くで、なんでも理解してくれる人。
出産直後のころは、私がいろいろと気にしすぎたり、イライラしてしまうこともあったけれど、本並さんはそれをずっと受け止めてくれました。もともと私が大好きな本並さん以上に、パパとして娘と接する姿も、すごくいいなと思える瞬間が増えています。

子どもの成長につれて、また次々に違う課題が出てきて、娘のことに関する意見の違いでけんかになることもあります。ママとパパって、育児に関しては見方が違うところがあるのかもしれません。夫婦でもお互いに考えていることは黙っていてはわからないと思うから、見方が違うとしたら、自分の考えを伝え合うことが大事だと思って話しています。それは、この1年、子育てしてみてすごく学んだところです。

私も、本並さんにやってほしいと思うこと、一緒にやりたいと思うことは、言葉にして伝えるようにしています。けんかしたりぶつかったときには、お互いの意見を言い合って、すり合わせながら、前に向かって進める感じになってきていると思います。これからも親子3人、たくさん笑って、仲よく明るく楽しい家族でいたいです。

【今月の本並さん】娘との1日1日を大切にしたい

大好きなパパのひざの上でニコニコ顔!

先日、山口で開催された育児参画フェスタのトークイベントに出演して、娘が生まれてからの育児について話す機会がありました。参加している家族は、ママだけでなくパパの姿もすごく多かったです。10年前だったら、こういうイベントに参加するパパは少なかったと思うんですけど、今は夫婦で一緒に育児をするような、時代のいい変化を感じました。

今、小さいお子さんがいるパパたちはそうだと思いますが、僕も娘のことがとにかくかわいいから、できることはなんでもやります。自分の娘なので育児は“協力”ということでもないと思っています。
娘との時間は、1日1日が本当に大切です。子どもはすぐに大きくなってしまうと聞きますから。どんどん歩くお散歩ももちろん一緒です。手をつなごうとすると、さすがにまだ小さいから、僕がかがみ気味にならなきゃならないのが腰にきついですが・・・。
娘と、妻と過ごす毎日を大事にして、家族で笑い合って明るく過ごしたいと、いつも思っています。

お話・写真提供/丸山桂里奈さん、本並健治さん 聞き手/早川奈緒子、たまひよONLINE編集部

鈴木ちなみ、生後2カ月の赤ちゃんが高熱で入院することに。シンガポールのKKホスピタル

丸山さんは「本並さんがいつも私の気持ちを受け止めてくれる」と言うことに対し、本並さんは「とくに意識してそうしているわけではない」のだとか。自然と支えあえる2人の夫婦関係はとてもすてきです。

●記事の内容は2024年2月20日の情報であり、現在と異なる場合があります。

丸山桂里奈さん(まるやまかりな)

PROFILE
1983年3月26日生まれ、東京都出身。第4回女子W杯、アテネ五輪、北京五輪、第6回女子W杯(優勝)、ロンドン五輪(準優勝)で日本代表として活躍。2005年Lリーグ(現なでしこリーグ)新人王、2011年国民栄誉賞を受賞。現在はバラエティ番組、スポーツ番組などで活躍。2023年2月に第1子の女の子を出産。

本並健治さん(ほんなみけんじ)

PROFILE
1964年6月23日生まれ、大阪府出身。1986年松下電器産業サッカー部に入団。ガンバ大阪、ヴェルディ川崎で活躍し、日本代表に選出される。2002年に現役を引退後、2012年にはなでしこプレミアリーグ「スペランツアFC大阪高槻」の監督に就任し、指導者として活躍。2016年退任し、現在はサッカー解説者、サッカー指導者、タレント活動など幅広く活躍。

© 株式会社ベネッセコーポレーション