被爆建物6棟の「広島原爆遺跡」が「国の史跡」に指定 東広島市の酒蔵4棟も 広島

旧日本銀行広島支店など被爆建物6棟が、正式に国の史跡に指定されました。

国の史跡に指定されたのは、広島市中区にある
・平和公園レストハウス
・旧日本銀行広島支店
・本川小学校の平和資料館
・袋町小学校の平和資料館
・旧中国軍管区司令部防空作戦室
それに、南区にある
・多聞院鐘楼
を合わせた6棟の「広島原爆遺跡」です。

広島市では、被爆建物として86の建造物が登録されていますが、維持管理が課題となっています。

国の史跡に指定されると、修繕工事をした場合に、国から最大で2分の1の補助を受けることができるため、広島市は爆心地から2キロ以内にあって、所有者の了解がとれた6棟の史跡指定を求めていました。

また、東広島市の酒蔵通りにある現在稼働中の蔵のうち、
・白牡丹酒造の延宝蔵
・賀茂鶴酒造1号蔵
など4棟についても、史跡に指定されました。

国の文化審議会は去年10月、これらの建物を史跡に指定するよう文部科学大臣に答申していました。

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