【浜名湖殺人】21歳の容疑者宅周辺で騒音トラブル　男子高校生への傷害、監禁の疑いで逮捕の5人　死亡のいきさつも捜査進める

静岡県の浜名湖で17歳の高校生の遺体が見つかった事件で、警察は高校生にけがをさせたなどとして21歳の男や少年ら5人を逮捕しました。21歳の男の自宅周辺では騒音トラブルが目立ったということです。

＜清水英之記者＞
「容疑者を乗せた車が出てきました」

静岡県湖西市の浜名湖で袋井市に住む中国籍の通信制高校2年の男子高校生(17)が遺体で見つかった事件で、少年を含む容疑者5人が逮捕されました。

21歳の男と18歳の男は、2月5日男子高校生に暴行を加えけがを負わせたなどの疑い。17歳の少年らは21歳の男らと共謀のうえ、男子高校生を車の中に監禁した疑いがもたれています。

21歳の男の自宅周辺で取材すると…

＜近所に住む人＞
「夜中に叫び声とかうるさいなという声で目を覚ましたというのは何回かありますね。怒ったような感じであるとか、酔っぱらって騒いでいるような、そんな感じの時もありました。何回かあります」
＜同じアパートの住民＞
「マフラーの音が多いですね。曜日は別に特定はない」

＜山口駿平記者＞
「男子高校生は、こちらの知人の家の近くで車の中に監禁されたものとみられています」

事件があった5日未明、知人の部屋には男子高校生と容疑者5人のほか、複数人がいたといいます。捜査関係者によりますと当時、男子高校生と知人の家にいた人物との間でバイクをめぐるトラブルがあったことがわかっています。

男子高校生が暴行を受け、監禁されたのは2月5日。浜名湖で遺体で見つかったのは2月9日で、発見された時にはほとんど衣服を身に着けていない状態だったといいます。

車の中に監禁されたとき、男子高校生は生存していたということですが、その後の足取りについて警察は今後の捜査で明らかにするとしています。警察は、男子高校生が死亡したいきさつについても容疑者らが何らかの事情を知っているとみて、捜査を進めています。