LE SSERAFIMがカムバック! 最新曲「EASY」は「簡単に踊っているように見えるかもしれないけど、実は今までで一番難しい」

「鼻血を出すタイミングが大変でした」全力制作のトレーラーも必見!

左から、HUH YUNJIN、KIM CHAEWON、KAZUHA、SAKURA、HONG EUNCHAE

【ペンになってもいいですか!?】vol. 191

今回のアルバムについて聞かれて、HUH YUNJINは「今年初めてのアルバムなのでワクワクして緊張しています。昨年、『Perfect Night』で新しい姿をお見せしましたが、今回もLE SSERAFIMはこういった感じもできるんだ、という反応がいただけるようにしっかり準備しています。ぜひ期待してください」と自信を覗かせた。

KIM CHAEWON

タイトル曲「EASY」は「何ひとつ簡単ではないけれど、簡単に見せてあげるという覚悟を込めた曲」とKIM CHAEWON。トラップジャンルをベースにした中毒性のあるR&Bのボーカルとメロディが魅力の曲で、「初めの1小節を聴いただけで、『今回の曲はヤバい!』と思ったくらい気に入っています」と笑顔を見せた。

SAKURA

この曲を初めて聴いた時、すごくHIPだなと思ったというKAZUHA。「今まで私たちがリリースしてきたタイトル曲は聞いてすぐに強力な中毒性が感じられる曲でしたが、今回は知らない間に口ずさんでいるような曲だと思います。ほのかな中毒性のある、味のある曲だと思います」。

HUH YUNJIN

80〜90年代に流行していたオールドスクールなHIPHOPの感じを活かした振り付けについては、「初めて見た時、LE SSERAFIMにしては簡単だなと思われるかもしれませんが、簡単ではありません。今までの振り付けの中で一番難しかったと思います」とSAKURA。「『簡単じゃなければ私は簡単にeasy』という歌詞がありますが、今回のパフォーマンスはその歌詞をきちんと表現していると思います。簡単ではありませんが、一生懸命準備したので、人から見たら簡単そうに見えるようにしようという気持ちで準備しました」と付け加えた。

KAZUHA

HONG EUNCHAEは「以前は曲の雰囲気でダンスがよりパワフルに見える部分があったとしたら、今回は相対的にやさしい感じの曲なので、ダンスをパワフルに見せるためにはすべての力を振り絞って踊らなくてはいけなくて、今までの振り付けの中で一番大変だったと自信をもって言えます」とにこやかに語った。

HONG EUNCHAE

アメリカ・LAでオールロケで撮影したというMVは、Doja CatやThe Weekndなど、海外の有名アーティストと作業した監督兼振付師のニナ・マクニーリーによるもの。「海外の監督とのコラボは初めてでしたが、すべてが新鮮でした。監督はリアクションもよくて、撮影中はずっと楽しかったです。監督自身、振り付けやダンスをされる方なので振り付けに対する理解が深くてパフォーマンスが映えるよう撮ってくださって感謝しています」とKIM CHAEWON。

HONG EUNCHAEは「撮影前日にカメラワークをシミュレーションするリハーサルをしたんですが、本番前にリハーサルをするのは初めてで非常に面白かったです。私はYUNJINさんと2人で撮るシーンがあり、昔だったらすぐに笑ってしまってNGを出してしまっていたと思うのですが今回は一発OKでした」と成長を実感したそう。


今回のアルバムについては「私たちの考えや経験に基づいた物語が込められています」とKAZUHA。「これまで堂々とした強い姿をお見せしてきましたが、実はそれは生まれつきではなくて努力で形作ってきたもので、私たちも見えないところでたくさん努力して、悩んでいる、舞台の裏側のLE SSERAFIMの血と汗と涙を表現しています」とアルバムの根底となるテーマについて語った。

SAKURAも、活動を続ける中で次のアルバムでもまた同じように愛してもらえるだろうかという不安や新しい姿を見せなければというプレッシャーがあったと語り、「そんな感情を音楽として表現するのもかえってかっこいいかなと思いました」と、デビューからの気持ちの変化を率直に語った。


常に新しいことにチャレンジしてきたLE SSERAFIMだが、今回のアルバムもまた新しいことだらけだったそう。

HONG EUNCHAEは「今回のアルバムはジャンルが多肢に渡っているので、曲ごとにプロデューサーさんのディレクションも変わりました。中でも『氷の姫のように歌ってほしい』、『機嫌が悪そうに歌ってみて』というディレクションが印象に残っています。もともと明るい性格なので、『氷の姫ってどんな感じですか?』と確認しながらレコーディングしました」とエピソードを語った。

SAKURAはレコーディングがほぼ終わっていた段階でパン・シヒョクPDから「今回のアルバムはボーカルがしっかり出ないといけない。レコーディングに時間がかかるだろうから申し訳ない」と言われたと告白。「その言葉を聞いて欲が出て、レコーディングし直しました。初めてラップのレッスンも受けたり、本当に一生懸命に臨んだアルバムです」と明かした。

アルバムリリースに先駆けて先行公開されたトレーラーでさっそうと横断歩道を歩いていたHUH YUNJINは、映画のようなトレーラーに仕上がったと大満足の様子。「素敵なウォーキングが入っているのでとても気に入っています。街で見かけたら『あの人、何?』とびっくりするくらい強烈な歩き方を表現してみたかったです」と歩くシーンが印象的だったそう。

トレーラーで鼻血を出すシーンに挑戦したSAKURAは「アイドルなのにクローズアップで鼻血を出していて、大丈夫なのかなと思いました」と苦笑しつつ、「鼻血を出すタイミングを合わせるのが大変で、そのシーンだけで1時間くらいかかりました。でも今回のアルバムのメッセージととても合うと思って、撮影に没頭しました」とプロらしい姿勢を見せた。


アルバム収録曲「Swan Song」はKIM CHAEWON、SAKURA、HUH YUNJIN、KAZUHAが作詞に参加した。「優雅に、すべてを簡単に手に入れたように見えても、見えないところで汗水流して努力しているということを訴えている曲」とHUH YUNJINが言うと、KAZUHAも「タイトル曲と同様に『Swan Song』もオールドスクールな振り付けで、ところどころモダンダンスのような振り付けがポイントになっています」と見どころを紹介。

ショーケースではタイトル曲「EASY」だけでなく「Swan Song」のパフォーマンスも披露。タイトル曲「EASY」のMVは公開からわずか13時間で1000万再生を突破し、これはLE SSERAFIMとして最速の記録となる。今年5月でデビュー3周年を迎える彼女たちの快進撃は止まらない。

(P)&(C) SOURCE MUSIC

© マガジンハウス