広島の“ルフィ事件” 被害者家族がコメント 西区強盗殺人未遂

指示役「ルフィ」らの関与が指摘される広島市西区の強盗殺人未遂事件で、被害者家族が代理人弁護士を通してコメントを出しました。

2022年12月、広島市西区小河内町の店舗兼住宅に押し入り、男性と両親にけがをさせ現金や腕時計など約2700万円相当を奪ったとして、実行役8人が逮捕・起訴されました。

このうち4人の一審判決をうけ、被害者家族が代理人弁護士を通じてコメントを出しました。

一時、意識不明だった男性は会話が少しできるまで回復したものの、常に介護を必要とする重い障害が残っていることを明らかにしたうえで「息子は後遺症を負って一生すごさねばならないことを考えると、懲役が何年あっても短いと思います」としました。

男性をモンキーレンチで殴ったとされる男に対しては「一番許せません。厳罰に処してもらいたいです」とし「こんな犯罪をするようにネット上で指示して、被害者に一生消えない傷害を負わせた指示役も、許せません」とコメントしました。

また「被害者の救援措置として社会福祉制度が改正され、申請書類や手続きの簡素化も含め被害者が安心して生活が送れる優しい社会になってほしいと願います」としました。

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