張本智和、篠塚大登が連取 最後は松島輝空が圧巻プレーで日本男子もパリへの切符をつかむ【世界卓球】

韓国・釜山で開催中の「世界卓球2024 団体戦」は21日、決勝トーナメント2回戦が行われ、日本男子はオーストリアと対戦。3-0のストレートで勝利し、ベスト8進出とパリ五輪への切符をつかんだ。

◆日本は男女でパリ行き確定! 世界卓球2024 団体戦 試合結果速報、日程・放送予定・ライブ配信・出場選手・グループ組み合わせ

■最後は松島輝空が圧巻のプレー

日本は1番手が張本智和、2番手に篠塚大登、3番手に松島輝空という台湾戦で活躍した3名にベンチには本日復活した戸上隼佑という布陣で、香港を破り勢いに乗るオーストリアと対戦。

1番手の張本の相手は世界ランク69位のレベンコ。第1ゲーム、張本はレベンコのレシーブやフォアハンドに対応しきれず8-11で第1ゲームを落とす。第2ゲームは、張本が序盤の長いラリーを制すなどで11-7としこのゲームを取り返す。第3ゲーム、6-4からまたしても長いラリーを制するなど流れを渡さず11-7でこのゲームも奪うと、続く第4ゲームでは、序盤のラリー戦で相手を翻弄し連続得点に成功。最後はロングサーブとフォアハンドの強打で決め11-8。ゲームカウント3-1で逆転した。

2番手の篠塚は、オーストリアのレジェンドプレーヤーであるガルドシュと対戦。第1ゲームはガルドシュにペースを渡さず、11-4で先制に成功。しかし第2ゲームは一転しガルドシュにリードを奪われ9-11でこのゲームを落とす。第3ゲーム序盤、またしてもガルドシュにリードを奪われるも、終盤に逆転。11-6で第3ゲームをものにする。第4ゲーム、両者譲らない接戦だったが、9-9で篠塚が強烈なバックハンドを決めマッチポイントに。最後は勢いのまま決めきり強豪ガルドシュを打ち破った。

3番手は台湾戦で激闘を見せ勢いに乗る松島。第1ゲームは初出場とは思えない堂々としたプレーを見せ、11-4で先制。第2ゲーム、出だしからフォアとバックの強打などで4連続ポイントを奪うと、その後も勢いは衰えずハベソーンを終始圧倒。11-3でゲームカウント2-0とする。第3ゲーム、松島は強烈なバックハンドなどでポイントを奪うと、最後は得意のバックハンドで決め11-6。ゲームカウント3-0のストレートで勝利した。

日本男子は3-0でオーストリアに圧勝。男女ともベスト8進出を決め、パリ五輪行きを確定させた。

篠塚大登(C)ITTF

◆日本は男女でパリ行き確定! 世界卓球2024 団体戦 試合結果速報、日程・放送予定・ライブ配信・出場選手・グループ組み合わせ

◆初出場の16歳松島輝空に注がれる熱視線 WTT公式も台湾相手の激闘に注目「経験豊富な荘智淵に大勝利」

◆パリ五輪決定にも早田ひな&平野美宇は「最終地点ではない」 張本美和は「先輩方は強くて尊敬」と黄金世代を絶賛

(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)

© 株式会社Neo Sports