北海道は4月並みの暖かさから真冬の寒さに 気温の乱高下が“野菜の価格”にも影響…ネギやダイコンは高めだが 葉物野菜は“お買い得”

春の暖かさも束の間、真冬の寒さに。この冬は北海道だけでなく、全国的に気温が乱高下しています。野菜の価格にも影響が出ているようです。「タマネギは、ちょっと高い感じ」(買い物客)「去年に比べたら、ものが小さい感じがする」(買い物客)「気温も激しく上がり下がりしているので、自分の体もついていかないし野菜もついてこなくて当然」(買い物客)札幌市手稲区のスーパー「キテネ食品館」で青果のプロに聞くと、野菜の値段にも影響が出ているようです。鍋物には欠かせない、あの野菜が割高になっているといいます。「長ネギがちょっと高くなった。関東方面で雪が降って収穫できない。ハウス栽培ではなく露地栽培なので、収穫するのに農家も作業が滞るため入荷が若干少なくなる」(丸一泉商店 キテネ店 田中 秀敏 店長)

長ネギは割高に

この冬は、全体的に北海道では暖冬傾向。その影響を受け、値段が上昇気味の野菜も。「ダイコンは北海道産が終わり。函館産の『雪の下ダイコン』は、函館はもう雪がなくなってしまった。『雪の下ダイコン』がほぼないから、神奈川県産のダイコンに頼るしかない。若干、高い感じ。北海道産がなくなれば道外産になるので、その分だけ高くなる」(田中店長)

ダイコンは北海道産がなくなる

また、ここにきて2023年の夏の猛暑の影響で値が上がっているものも。「タマネギは2023年に収穫されたもの。夏の暑さの影響で収穫量が少なく、残量も出荷量も決まっているので、ずっと高い」(田中店長)反対に今お買い得な野菜も。家計に優しい、その野菜とは?「葉物野菜のホウレンソウやコマツナなどは品薄ではなく、潤沢に出回っている。毎日コンスタントに仕入れて、買いやすい値段なのでおすすめ」(田中店長)

葉物野菜は収穫量が安定

葉物野菜は産地の暖冬の影響で成長が早く、収穫量も安定しているので安値になっているといいます。天候の影響で価格が変わる野菜。賢く乗り切りましょう。

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