122分にA・ロペスが決勝弾!横浜がバンコク・Uとの激闘を制し、史上初のACL8強入り!川崎、甲府は敗退、日本勢唯一の生き残りに

2月21日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグのラウンド16第2戦で、ハリー・キューウェル新監督が率いる横浜F・マリノスは、バンコク・ユナイテッドと日産スタジアムで対戦。第1戦は2-2で引き分けたなか、延長戦までもつれ込む死闘を1ー0で制し、史上初のベスト8進出を果たした。

ホームサポーターの声援を受ける横浜は11分、ペナルティエリア手前で新戦力の加藤蓮がFKを獲得。エドゥアルドが左足で狙うも、壁に阻まれる。

さらに19分には、ショートカウンターからエウベルが右足で強烈なシュートを放つが、惜しくもクロスバーの上を越える。

第1戦で先制点を奪ったエウベルは、40分と後半に入って48分にも思い切りよくシュート。しかし、いずれもモノにできない。

もどかしい展開が続くなか、60分に両チームを通じて最初の交代を敢行。実績のある宮市亮と天野純を送り込む。

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すると68分、天野にビッグチャンスが到来。韓国でのプレーを経て戻ってきた32歳のレフティは、ヤン・マテウスの鋭いクロスにゴール至近距離で反応し、後ろ向きで合わせるも、枠を捉えきれない。

その後もチャンスを作りながら、結局90分を通してゴールを奪えず。ついには延長戦に突入すると、迎えた120+2分に村上悠緋が突破から相手のハンドを誘い、PKを獲得。これをエースのアンデルソン・ロペスがきっちり決め、ついに均衡を破る。

このまま1-0でタイムアップ。横浜が雨中の大激戦をモノにした。また、川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府に続いてのラウンド16での敗退は免れ、日本勢の全滅を阻止した。

次の準々決勝では、川崎を破った山東泰山と相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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