【ベトナム】神戸の9社、ハノイで裾野産業団地設立へ協定[製造]

ベトナムの首都ハノイ市のハノイ市裾野産業協会(HANSIBA)と不動産開発を手がける地場N&Gグループ、兵庫県神戸市に拠点を置く中小企業からなる神戸エアロネットワーク(KAN)の会員企業9社は20日、ハノイ市フースエン郡の南部ハノイ裾野産業パーク(HANSSIP)でベトナム・日本テクノパークの設立に関する協力協定を締結した。同日付ダウトゥ電子版が報じた。

3者は航空宇宙産業向けの電子機器や精密機械などの製造、ハイレベルエンジニアの育成、技術移転などで協力する。南部ハノイ裾野産業パークや、N&Gが開発した一部の工業団地で、共同で関連企業群を形成し、生産事業に取り組む。

日本企業として初めて南部ハノイ裾野産業パークに入居し、4月に工場を稼働する予定のオオナガ(兵庫県稲美町)の大長勝社長は、両国企業によるテクノパークの設立を早期に実現するため、9社の先頭に立った。9社のうち8社はベトナムへの進出が初めてだとして、市当局に投資手続きへの支援を要請した。

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