七尾市の断水、3月中に解消 全世帯、市長が見通し

 七尾市の茶谷義隆市長は21日、市内の断水について、3月中に全世帯で解消するとの見通しを示した。22日に県水道用水(県水)が能登島須曽町の供給点まで通水されることを受け、4月以降と見込んでいた能登島の一部の解消時期を前倒しした。

 20日時点で全世帯の73.9%に当たる1万5685世帯で通水を確認した。茶谷市長は和倉温泉への通水を急ぐため、県が能登島須曽町までつながる県水の送水管に仮設管を設けたとした。

  ●保育料を無料に

 茶谷市長は3歳以上や第2子以降を無料としている保育料について、1~3月は0~2歳児も無料とすると説明した。罹災(りさい)証明書が必要で、住宅の被害程度は問わない。3月には市内の店舗で支払額の10%を還元するキャッシュレス決済ポイント事業を行う。

 26日からは、持ち込み可能な災害ごみを限定し、能登中島祭り会館と能登国分寺公園駐車場に仮置き場を追加する。

© 株式会社北國新聞社