放置自転車はどこに行くのか?GPSを駆使して追跡調査してみたら…

今夜22日(木)よる7時から日本テレビ系で 『マル日後にわかるホント!』が放送される。定点カメラやGPSを駆使して、時間をかけて世のためになることを解き明かしていく”社会実験バラエティー”で、2時間特番として初のゴールデンタイムでの放送となる。
スタジオでは、くりぃむしちゅー&羽鳥慎一&ホラン千秋の4人が実験VTRを見て「世の中が良くなる」提案を自由にトークしたり、「追加実験」を提案したりする。

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■44%もの引き取られない放置自転車…どこへ行くのか?
記念すべき初回で扱うテーマの1つが、「放置自転車を追跡調査してみたら?」。
放置自転車は社会問題化しており、2020年度に東京都で撤去された自転車の台数は約21万台にも及ぶ。
撤去された自転車は集積所に行けば回収でき、たとえば杉並区の永福自転車集積所での放置自転車の保管期間は30日。その期間なら撤去手数料5000円を支払えば回収できるのだが、2022年度ここに来た自転車の数が8452台なのに対し、返還数は4761台。つまり約44%に当たる3691台は、元の持ち主が引き取りに来なかったそう。
では、引き取り手がいない自転車はどうなるのか? 町で聞いてみても「捨てられる?」「ゴミ収集車でプレスされる?」など誰からも自信のある答えは返って来ず、スタジオでも上田晋也が「知らないなあ」と興味津々。

この疑問を解決するべく、番組では杉並区の放置自転車を追跡調査させてもらった。集積されてから30日を過ぎた自転車はトラックに積み込まれたのち、環八通りを北へ進み…埼玉県松伏町に辿り着いた。

調査員として羽鳥慎一が向かうと、約1万5000台もの自転車が山積みにされているその景色に驚がくする。話を聞くと、こちらは自転車回収業者さんの敷地。杉並区と提携していて、何でも放置自転車を1台2000円の値で買い取っているという。

■調査すると、中国…シンガポール…そして大西洋へ!
値段が付くということは、放置自転車でビジネスが成り立っているという証し。そのカラクリを知るべく、番組ではその後も調査する。自転車はここで大型コンテナに詰め込まれ、再びトラックに乗せられて次は南下し、神奈川県の横浜港へ到着。
以降は特定の3台の自転車を追跡調査することとなるが、その中の1台を提供してくれたのは、『月曜から夜ふかし』でおなじみ、株主優待券だけで生計を立てている桐谷広人さん。

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山ほどある株主優待券を使い切るため自転車で爆走する姿が有名だが、新たな自転車を手に入れたとのことで今回の調査の趣旨に賛同した桐谷さんから、4年間使ったというお古の自転車を提供してもらい、その他の自転車とともにその後を追った。
港に着いたのち、コンテナごと船に積まれ、まず向かったのは中国・上海。さらにその後は…シンガポールを経由しインド洋へ抜け、ついにはアフリカ最南西端の喜望峰も通過し、大西洋へ! 大航海の末、埼玉を出発してから51日目で、ついに“ある場所”へ到達する。
最終的に自転車がどうなるのか? 番組では現地に向かい、桐谷さんが東京の街を駆け抜けていた自転車を探すと…そこには感動のゴールが待っていた。
ついに撤去された自転車のカラクリと、知られざるお金の動きが判明する。

番組では他にも、「スマホ依存症芸人・やす子が100時間スマホなし生活を送るとどのような変化がおとずれるのか?」「上田の例えツッコミ、令和の高校生に伝わらないのは?」など、様々な気になることを実験で調べ、結果を明らかにしていく。
『マル日後にわかるホント!』は今夜2月22日(木)よる7時から日本テレビ系で放送。

◆社会実験バラエティー「マル日後にわかるホント!」
2月22日(木)よる7時から
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