「県のプレゼンス向上を」 ぐんまちゃん30周年で群馬県知事

 22日に生誕30周年を迎えた本県のマスコット「ぐんまちゃん」について、山本一太知事は21日の群馬県議会本会議で、「ぐんまちゃんを通して県のプレゼンス(存在)向上を実現させる」と述べ、今後も継続してブランド化を推進していく考えを明らかにした。新年度は認知度向上のため、海外や他県へのPRを強化する方針も示し「さらなる本当のブレークに向け、継続したプロモーションをしたい」とした。

 同日の代表質問で、井下泰伸氏(自民)と本郷高明氏(リベラル群馬)の質問に答えた。

 山本知事は、昨年7月の米国プロモーション活動が好評だったことを受け、新年度はより強化すると説明。ぐんまちゃんのブランド化を進めることで「観光や産業を活性化していく」と述べた。全国の自治体キャラクターを集めたイベントの開催、他県のファンとの交流など、県外での認知度向上にも継続して取り組むとした。

 ぐんまちゃんのブランド化を巡って県は、本年度に関連グッズの売上高500億円、全国認知度55%、好感度13%とする目標を掲げている。県によると、日本リサーチセンター(東京)が昨年12月に実施した全国調査では認知度が43%、好感度は8%だった。グッズ売り上げは集計中という。

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