久常涼が「マスターズ」初出場へ 3人を特別招待

「マスターズ」初出場を決めた久常涼 ※撮影は2024年「ソニーオープン」(撮影/田辺安啓(JJ))

昨季のDPワールドツアー(欧州ツアー)でルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した久常涼が、4月11日に開幕する海外メジャー「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)に初めて出場することが決まった。米国時間の21日(水)、マスターズ委員会が特別招待を発表した。

久常は2020年にプロ転向の21歳。22年11月の欧州ツアー最終予選会(QT)を経て23年シーズンの出場権を獲得すると、9月「カズーオープンdeフランス」で青木功、松山英樹に次ぐ日本人史上3人目の同ツアー優勝を達成。日本勢初のルーキー・オブ・ザ・イヤーを授賞する活躍が評価された。

久常は23年シーズンの年間ポイントランキング(レース・トゥ・ドバイ)で17位に入り、有資格者を除く上位者に付与される米ツアーの出場権を手に。今季4試合に出場し、1月「ザ・アメリカンエキスプレス」を11位で終えるなど存在感を示している。

日本勢で今季「マスターズ」の資格を得たのは、13回目の出場となる松山英樹に続き2人目。最新の世界ランキングは78位で、久常にとって初の海外メジャー挑戦となる。

久常のほか、同ランク59位のトービヨン・オルセン(デンマーク)、同81位でLIVゴルフを主戦場にするホアキン・ニーマン(チリ)も特別招待を受けた。

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