児童扶養手当、37人に計172万円支給漏れ 新潟湯沢町が事務処理誤る、1人当たり最大約14万円が不足

 新潟県湯沢町は2月21日、児童扶養手当の事務処理にミスがあり、2021年11月〜24年1月に計172万1550円の支給漏れがあったと発表した。控除額の変更が算定に反映されなかったのが原因。

 湯沢町によると、1月中旬、新潟県の指摘によって支給漏れが発覚した。37人に誤りがあり、1人当たりの不足は最大13万9180円だった。

 税制改正に伴い、21年度分から児童扶養手当の算出に用いる所得額の控除分が10万円増額されていたが、町は変更を見落としたまま、手当支給を担当する県に報告していた。

 湯沢町は、2月19日までに対象者に謝罪し、不足分の支給について説明した。3月11日に新潟県から不足分が対象者に支給される予定。

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