バルサ、敵地でナポリとドロー…レヴァンドフスキ、オシムヘンとそれぞれのストライカーが得点

チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグが21日に行われ、ナポリ(イタリア)とバルセロナ(スペイン)が対戦した。

試合は立ち上がりからバルセロナが前へ出る時間を増やし、右ウイングのラミン・ヤマルを中心にゴールに迫っていく。14分にはイルカイ・ギュンドアンが敵陣左サイドでボールを奪うと、バックパスを受けたペドリがボックス手前左寄りの位置から斜めのボールを差し込む。反応したロベルト・レヴァンドフスキが強引に左足を振ったが、フアン・ジェズスのチェックにより枠までは飛ばせなかった。

勢いに乗るバルせロナは22分、ジョアン・カンセロがペドリとのワンツーで左サイドを突破。深い位置まで侵入してマイナスへ折り返すと、待っていたレヴァンドフスキがダイレクトで合わせたが、ここはGKアレックス・メレトに阻まれる。直後にはギュンドアンがボックス手前からミドルシュートを狙ったが、枠を捉えた強烈な一撃はGKメレトに弾き出された。

前半は総じてバルセロナが試合の主導権を握ったものの、均衡を破ることはできず、スコアレスで後半へ折り返す。後半に入ると60分、ペナルティエリア手前でイニゴ・マルティネスからのパスを受けたペドリが前を向き、ボックス内へ繋ぐと、最後はレヴァンドフスキが右足でニアサイドを撃ち抜く。バルセロナが敵地で先手を取った。

1点ビハインドとなったナポリは、後半から徐々に攻撃の形を作ったものの、それでも決定的なチャンスシーンは少ない。だが、75分、左サイドを持ち運んだイェスパー・リンドストロムが中央へ繋ぐと、アンドレ・フランク・ザンボ・アンギサがボックス内へパスを供給。I・マルティネスをうまくブロックしたオシムヘンが入れ替わって前を向くと、GKとの1対1を冷静に制する。ナポリが試合を振り出しに戻した。

終盤に差し掛かるとナポリ、バルセロナともにチャンスを作ったものの、これ以上スコアは動くことなくタイムアップ。ナポリの本拠地『スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ』で行われたファーストレグはドローで終了した。

セカンドレグは3月12日、今度はバルセロナがナポリをホームに迎える。

【スコア】
ナポリ 1-1 バルセロナ

【得点者】
0-1 60分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)
1-1 75分 ヴィクター・オシムヘン(ナポリ)

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