名古屋鉄道は21日、2024年度入社の総合職で大学卒初任給を現行から7万円引き上げ、30万円とすると発表した。人事制度の改定で年俸制に移行する。年収ベースで約10％引き上げる。大学院卒の初任給は7万1700円引き上げ、31万6700円とする。従業員のやりがいや働きやすさのさらなる向上が狙い。
大学卒と大学院卒とも年棒の月額換算。各種手当てや業績給などを別途支給する。鉄道現業職は25年度入社の大学卒初任給を現行から2万円以上引き上げ、22万円以上とする。高校卒初任給も1万6千円以上引き上げ、20万円以上とする。
また、持続的な企業価値の向上などを目指し、採用数の拡大も発表した。25年度入社の採用計画は、鉄道現業職と総合職合計で235人。採用実績は22年度実績（23年度入社）比で約2倍の高水準になる見通し。
