来月鈴鹿に都市型店舗 イオンリテール、三重県に初 

「そよら鈴鹿白子」の店舗イメージ

 【四日市】イオンリテール(本社千葉県)は3月28日、鈴鹿市に三重県初となる小商圏の都市型ショッピングセンター「そよら鈴鹿白子(しろこ)」を開業する。核テナントの食品スーパーのほか、歯科医院やフィットネスジムなど生活密着型の専門店を配置することで、近隣住民に日常的に利用してもらう商業施設をめざす。
  
 同業態は、名古屋市の「そよら上飯田」に次いで、東海3県では2店舗目となる。

 場所は近鉄白子駅から徒歩3分の立地。「白子ショッピングタウンサンズ」(2021年閉店)を建て替えた。敷地面積は約2万1672平方メートル、地上2階建てで、延べ床面積が約1万1379平方メートル。商圏範囲は旧店舗より半分ほど小さい半径5キロメートル。隣接地には大型マンションが建設中で、子育て世代の取り込みを狙う。

 野菜、肉、魚など地元食材にこだわったスーパーのほか、三重県初出店の焼き菓子店「バタリー」やフィットネスジム、歯科医院など11の専門店が入る。地域住民が集うコミュニティーの場を提供するため、1階の屋外広場や2階オープンテラスでキッチンカーなどのイベントを開く予定。

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