「動物が太ってる」と注目集めた動物園、取材に関係者は…―中国

中国メディアの上遊新聞によると、中国山東省にある動物園が「飼育されている動物が丸々と太っている」としてネットで注目を集めた。

中国メディアの上遊新聞によると、中国山東省にある動物園が「飼育されている動物が丸々と太っている」としてネットで注目を集めた。

この動物園は山東省・栄成市に位置する「西霞口神雕山野生動物世界」で、あるネットユーザーが最近、動物園に遊びに行ったらたくさんの動物が太っていたとSNSで報告。同園は「すごく太っている」という理由でホッキョクギツネが検索ランキングに入ったこともあるといい、記事は「こんなに太ったハイエナを見たことがない」という北京の女性が撮影した写真に、いずれも一見太っているハイエナやワニ、トラなどの姿が収められていたことを紹介した。

動物たちのこうした様子に、一部ネットユーザーからは健康への影響を心配する声が上がったという。

19日にこの件で取材を受けた園の関係者は「一部の動物が太っているのは脂肪をためて寒さを防ぐため。夏になると食べる量は減り、えさの配合も調整するので痩せる」と説明し、ワニについてはそれほど太ってはおらず、見え方の問題ではないかと回答。また、冬のホッキョクギツネは夏の時期より毛がふさふさとするため太っているように見えると話し、ネットユーザーから寄せられた「餌やりプログラムが太る原因では?」との声には「一部の動物には餌を与えるインタラクティブなプログラムがあるが、大部分の動物は餌やりを禁止している」と応じた。(翻訳・編集/野谷)

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