グーグルが新たな大規模言語モデル、オープンソース型で外部利用活発化に期待

[サンフランシスコ 21日 ロイター] - 米グーグルは21日、オープンソース型の生成人工知能(AI)基盤技術である大規模言語モデルの「Gemma(ジェマ)」を公開した。

外部開発者が独自に発展させることが可能で、既にメタ・プラットフォームズなどが同様のモデルを発表している。

これによりグーグルの技術を用いたソフトウエアの開発や、グーグルのクラウドサービス利用が促進されることが期待される。

ジェマは完全なオープンソースではなく、グーグルが利用や所有の条件設定については一定の管理を行う権利を保持している。

データ処理能力の高さの指標となるパラメータ数は20億─70億パラメータ。より大規模なモデルの「Gemini(ジェミニ)」のパラメータ数は公表されていない。

メタの大規模言語モデル「Llama2(ラマ2)」は700億パラメータ、オープンAIが2020年に発表した「GPT3」のモデルは1750億パラメータだった。

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