2024年度第1段階選抜、文Ⅰ・Ⅱ両方 で実施なしは8年ぶり

東大は2月13日、2024年度入学試験(前期日程)第1段階選抜結果を発表した。文Ⅰでは8年ぶり、文Ⅱでは3年ぶりに第1段階選抜が実施されなかった。両科類共に実施されなかったのは、16年以来のこと。

東大入学試験(前期日程)では、募集定員に対する志願者の倍率が各科目予告倍率に達した場合、大学入学共通テストの成績を基に2次試験の受験者を選抜する。加藤泰浩入試実施委員会委員長は、今年は文Ⅰ・文Ⅱの倍率がそれぞれ2.85倍と2.97倍で予告倍率の3.00倍を下回ったため、第1段階選抜は行わないと説明。最低点はそれぞれ、226点と210点となった。昨年は文Ⅲで第1段階選抜が行われなかった。

第1段階選抜の平均点は、前年度から理Ⅰで約15点、理Ⅲで21点上昇した。合格者最低点は理Ⅰが最も高く703点(900点満点)だった。

結果は同日の東大ウェブサイトでの掲載に加え、昨年度から導入されたウェブ出願システムで出願者本人にも通知された。能登半島地震に関しては、募集要項に記載されてある「自宅家屋が全半壊などの被害を受けた場合に、検定料を免除する制度」が利用可能。

2次試験は25~27日(27日は理Ⅲのみ)に行われ、3月10日に合格者が発表される。

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