「裏金で政治をゆがめるな」 市民グループが集会「最も必要なのは自民党政治を終わらせること」

自民党派閥の裏金問題への真相究明を求め、拳を突き上げる参加者たち(21日午後、草津市・JR草津駅前)

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件の徹底究明などを求める市民集会が21日、滋賀県草津市のJR草津駅前であった。参加者は、不記載が続いた経緯や裏金の使途を明らかにするよう声を上げた。

 滋賀の野党共闘を呼び掛ける市民グループ「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民の会しが」が主催した。

 斎藤敏康代表はあいさつで「裏金事件に対し、岸田政権は真相解明に全く消極的。最も必要なのは自民党政治を終わらせることだ」と強調。次期衆院選については「野党と市民、労働組合が連携すれば勝利への展望が必ず見える」と呼び掛けた。

 立憲民主党や共産党、社民党の幹部や市民有志もマイクリレーし、締めくくりに約80人の参加者全員で「裏金で政治をゆがめるな」と声を合わせた。

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