笑いと拍手に三宅監督ら手応え ベルリン国際映画祭

上映後に質疑応答のため登壇した(左から)松村北斗さん、三宅唱監督、上白石萌音さん=21日、ベルリン(共同)

 【ベルリン共同】ドイツで開催中の第74回ベルリン国際映画祭で、革新的な作品を集めたフォーラム部門に出品されている三宅唱監督の「夜明けのすべて」が21日(日本時間22日)、上映された。詰めかけた観客からの惜しみない拍手に、三宅監督と主演の松村北斗さん、上白石萌音さんが笑顔で応えた。

 上映中は温かい笑いが会場を包む場面も。三宅監督は質疑応答で「皆さんが2人のキャラクターを好きになって、友達のように感じてくれていると思い、居心地が良かった」と手応えを語った。上白石さんは「何かしら抱えて生きている全ての人のための作品。この映画を見て救われる人がいればと思って撮影していた」と話した。

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