鯖江市長選挙2024、佐々木勝久市長が立候補表明 「笑顔あふれるまちづくり」再選目指す

佐々木勝久鯖江市長

 福井県鯖江市の佐々木勝久市長(55)=熊田町=は2月21日の定例市議会本会議で、任期満了に伴う今秋の市長選に再選を目指して立候補すると表明した。「市民の皆さまのご理解とご支援がいただけるなら引き続き市政を担当し、市民目線に立って、ふるさと鯖江の発展と市民の皆さまの笑顔であふれるまちづくりに向け勇往まい進していく」と述べた。

 出馬表明は佐々木市長が初めて。提案理由説明の最後に、市長選に向けた所信を述べた。

 佐々木市長は1期目を振り返り、新型コロナウイルス対策や子育て支援、市民活動応援などの実績を強調。北陸新幹線県内開業後の2次交通の利便性確保や市嚮陽会館の複合交流施設整備、鯖江駅周辺整備など山積する課題を挙げ「議論を重ね、方向性を示していくとともに、必要な施策を展開していくことが私に課せられた責務」と述べた。

 佐々木市長は山梨県出身で日川高校卒。鯖江市議を4期目途中まで13年間務め、2020年の市長選に出馬し、新人3人による激しい選挙戦の末、初当選した。

 一方、市議会調査特別委員会(百条委員会)で虚偽証言をしたとして昨年、地方自治法違反の疑いで市議会から刑事告発された。佐々木市長は偽証の疑いを重ねて否定している。

 市長選を巡っては、対立候補の擁立がささやかれる中、ほかに表立った動きはない。

⇒眼鏡のまち・福井県鯖江市のニュース一覧

© 株式会社福井新聞社