mora、ロスレス音源の配信を3月中旬開始。約600万曲から

(株)ソニー・ミュージックソリューションズが運営する音楽ダウンロードサービス「mora 〜WALKMAN公式ミュージックストア〜」は、ロスレス音源のダウンロード配信を2024年3月中旬より随時開始する。サービス開始時にはキャンペーンも実施予定だ。

配信フォーマットはFLACで、量子化ビット数とサンプリングレートは16bit/44.1kHz、16bit/48kHzとなる。今回のロスレス配信について同社では「過去にも数多くいただいたお客様の声にお応え」するため、と経緯を説明している。

これまでmoraでは、AAC-LC 320kbpsの圧縮音源と、FLAC/DSDのハイレゾ音源配信を行ってきた。中でも圧縮音源の配信が圧倒的に多かったが、これに16bit/44.1kHz、16bit/48kHzのロスレス音源配信が大量に加わる格好だ。

ロスレス配信の第1弾ラインナップとして、ソニーミュージックをはじめ、メジャーレコード会社6社の楽曲を中心に約600万曲を随時配信開始するという。「最新曲から往年の名盤まで様々なアーティストの楽曲を、CDと同等の音質で楽しめる」とアピールしている。

1曲あたりの価格は、レーベルや楽曲などによって異なるが、AAC-LCの楽曲と比べ、おおむね1.5倍程度となる見込みだ。なお、今後もAAC-LCでの楽曲配信は継続され、ロスレス配信も同時に行う楽曲については、どちらのフォーマットを購入するか選択できるようになる。

moraでは、圧縮音源/ハイレゾともに、購入すると様々な機器から10回までダウンロードが行えるが、この仕様はロスレスでも同様となる。

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