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長崎県内でLGBTQなど性的少数者への支援や啓発活動に取り組む団体「Take it!虹」の儀間由里香代表(35)が、佐世保市で講演した。LGBTQは恋愛や性の話題と捉えられがちだが「人権の話だと知ってほしい」と語った。
LGBTQへの差別や偏見をなくし、理解を深めようと市が13日、開催した。
儀間さんは全国各地のアンケート結果を基に、LGBTQ当事者の多くが、いじめや自傷行為を経験していると言及。背景の一つに、本人の了解を得ずに性的指向などの秘密を暴露する「アウティング」があると指摘した。「命に大きな影響を与える問題。防がなければいけない」と述べた。
異性愛者が前提の社会構造になっているため「現状維持では差別を温存してしまう」と強調。外見から勝手に他者のセクシャリティーを決め付けないことや、差別的な言動を受け入れないなど「状況を改善するための取り組みが大切」と訴えた。