レッドソックスがベヨと契約延長交渉 昨季12勝を挙げた若手右腕

レッドソックスは契約延長を希望している若き主砲トリストン・カサスとの本格的な交渉をまだ開始していないとみられるが、昨季12勝を挙げた若手右腕ブライアン・ベヨとの契約延長交渉が進行中のようだ。「MassLive.com」のクリス・コティーロ記者がベヨ本人から聞いた話として報じている。「合意は近いのか?」と尋ねられたベヨは「たぶん」とコメント。具体的な交渉状況については言及を避けたが、スプリング・トレーニングが終了するまでに契約延長が実現する可能性は高いとみられる。

現在24歳のベヨは2022年7月にメジャーデビュー。1年目は勝ち運に恵まれず、13試合(うち11先発)に登板して2勝8敗、防御率4.71に終わった。昨季は右ひじの炎症で出遅れたものの、4月中旬に復帰してローテ定着を果たし、28試合に先発して12勝11敗、防御率4.24を記録。惜しくも規定投球回には届かなかったが、特に4月下旬から7月上旬にかけての12先発では防御率2.35と安定したピッチングを見せた。12勝はチームトップの数字であり、今季は初の開幕投手に意欲を示している。

ベヨによると、レッドソックスとの交渉は数週間前に開始されたようだ。「チームは僕の代理人と話をしているんだ。僕は代理人に、いいオファーがあったら教えてほしい、と伝えてある。代理人は僕のことをしっかり考えてくれていると思う」とベヨ。すでにスプリング・トレーニングも始まっており、基本的に契約延長交渉は代理人に任せているとみられる。

ベヨはサービスタイム(メジャー登録日数)がまだ1年82日のため、レッドソックスはFAまであと5年保有することができる。サービスタイムがベヨと同じくらいの先発投手が契約延長を結んだ例としては、近年ではスペンサー・ストライダー(ブレーブス)の6年7500万ドルやハンター・グリーン(レッズ)の6年5300万ドルが挙げられる。もし6年契約が結ばれた場合、ベヨは2029年シーズン終了後に30歳でFA市場に出ていくことになる。

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