34歳のホズマーが現役引退を表明 2015年にロイヤルズでWS制覇

日本時間2月22日、ロイヤルズなどで活躍した34歳のエリック・ホズマーが自身のSNSを更新し、現役引退を表明した。今後はアンソニー・セラテリ(元西武)とともに会社を立ち上げ、ピーター・モイランやジャスティン・スーアとともにポッドキャストを配信していくという。ホズマーは「会社を立ち上げるという新たな挑戦、そして最初のプロジェクトであるポッドキャストが楽しみです。プレーする日々は残念ながら終わってしまいますが、球界への恩返しに全力を尽くします」と記している。

ホズマーは昨季、カブスで31試合に出場して打率.234、2本塁打、14打点、OPS.610を記録。もともと「若手昇格までのつなぎ役」という位置づけだったため、5月中旬にDFAとなり、ウエーバーで獲得を希望するチームが現れないまま、5月下旬に解雇された。その後は無所属の状態が続き、13年間のメジャー生活に終止符を打つことを決めた。

2008年ドラフト全体3位指名でロイヤルズに入団したホズマーは、2011年5月メジャーデビューを果たし、レギュラーに定着。新人王投票で3位となり、2013年から3年連続でゴールドグラブ賞を受賞すると、2014年はリーグ優勝、そして2015年にはワールドシリーズ制覇を経験した。

2016年は自己最多の106打点を記録し、初のオールスター・ゲーム選出。翌2017年は打率.318、25本塁打、94打点、OPS.883の好成績を残し、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞したほか、MVP投票では自己最高の14位となった。

しかし、8年1億4400万ドルの大型契約でパドレスに加入したあとは成績が伸び悩み、2022年8月にトレードでレッドソックスへ放出。2022年12月にレッドソックスを解雇され、昨季はカブスでプレーした。メジャー13年間の通算成績は、1689試合で1753安打、打率.276、198本塁打、893打点、76盗塁、OPS.762となっている。

なお、ロイヤルズはホズマーにインストラクターやアドバイザーのような、何らかの肩書を与えることを準備しているようだ。J・J・ピコーロGMは「我々は間違いなく、それについて話し合っている。ここ数ヶ月、ホズマーと連絡を取り合っているよ」とホズマーと交渉中であることを明かした。

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