「トリッキーな中山巧者はだれだ」 単回収値100超の“ベタ買い”ジョッキー【馬券攻略コラム#008】

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今週から第1回中山がスタート。開幕週には伝統のGII・中山記念が行われる。

ここでは中山開催にて、単勝回収値「100」。つまり、ベタ買いでもプラス収支となったジョッキーたちを紹介する。

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■逃げた時の横山和生は脅威

2021~23年を対象に、50鞍以上の騎乗があり、10勝以上を挙げて単勝回収値「100」を超えた騎手は以下の通り。

横山琉人【24.16.19.332】
└単6.1/連10.2/複15.1/値165

横山和生【48.46.32.312】
└単11.0/連21.5/複28.8/値130

佐々木大輔【11.10.16.149】
└単5.9/連11.3/複19.9/値126

木幡巧也【29.27.46.481】
└単5.0/連9.6/複17.5/値104

注目は横山和生騎手。上記4名のなかでも最多勝利を挙げ、勝率もトップ。芝ダート問わず、単勝回収値100以上をマークしている。

芝レースにおいては逃げた時が群を抜いて好成績を記録しており、【11.4.3.14】勝率34.4%、複勝率56.3%、単勝回収値は253となる。タイトルホルダーが最たる例だが、馬が気持ちよく逃げられるようにすることに長けているのだろう。1200~2500mまで結果を残しており、どの距離でも「逃げ馬」または「逃げ馬不在の時」はマーク必須だ。

一方、ダート戦で逃げた際は【5.2.4.9】勝率25.0%も単勝回収値76と、人気を裏切りやすい点には要注意。ダートなら「1800m戦で外枠を引いた時」が“買い”。ダ1800mで6~8枠だった際は【9.7.4.35】勝率16.4%、単勝回収値456をマークしており、ダート千八の外枠巧者だ。

4年目の横山琉人騎手は減量がマイナス1キロの☆になってからは1勝のみ。今は若干壁に当たっている印象だ。若手なら2年目の佐々木大輔騎手は減量☆でも7勝を挙げており、現状も狙える。同騎手は芝レースなら【5.4.6.52】勝率7.5%、単勝回収値250と“買い”だ。

木幡巧也騎手はダ1800mでこそ狙いたいジョッキー。同コースは【11.7.17.160】で単複回収値ともに100オーバー。理想は「逃げ」だが「初角3番手以内のポジション」を取った際は【10.3.6.44】勝率15.9%、単勝回収値542まで跳ね上がる。ちなみに、芝レースにおいても逃げ先行の際は【8.9.5.48】勝率11.4%、単複回収値244。小回りの中山コースで先行力を活かせる馬なら穴をあけてくれる。

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(Asuka.F/SPREAD編集部)

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