ダイソー/24年度スーパー内出店「レジ流し」70件目指す、売上・客数増に貢献

大創産業は、スーパーマーケット内のスペースに「ダイソー」の売り場を作る「レジ流し」事業を強化している。

<「レジ流し」イメージ>

※1月24日SCビジネスフェア2024で流通ニュース撮影

スーパーマーケット内に「ダイソー」を導入することで、若年層・男性など新規顧客の獲得、食品と日用品の合わせ買いによる売り上げ増が見込める。

大創産業にとっても、都心部や地方の小都市など未進出エリアに効果的に出店できる。2024年2月現在、直営売り場を約50件展開しており、2024年度(2024年3月から)70件の出店を目指す。

<渡辺有和 店舗開発本部長>

2月21日に全国スーパーマーケット協会で行われた説明会で、渡辺有和 店舗開発本部長は「約7万6000点のダイソー商品から、地域特性、顧客層に合わせた品ぞろえが可能。国内4300店舗以上の店舗網を生かした売り場の維持管理のフォローも行う。ダイソーをフックにした集客、有休スペースの活用などスーパーマーケットと当社にとって、WIN-WINの施策だ。あるスーパーマーケットでは近隣競合店対策として、2階に約314m2のダイソーを導入したところ、特に若い顧客・男性客が増え、土日の集客アップに貢献し、売り上げ増にもつながった」と意気込みを語った。

出店推奨基準は、売り場面積約132m2~約396m2、取扱数5000SKUから、商品は食品・NB商品以外(品ぞろえのバッティング防止)、商品は「ダイソー」ブランドから選定する。データ連係(在庫管理・推奨発注・商品改廃)となっている。

出店場所は、レジアウト(イートインなど)、衣料・日用品コーナーの一角、有休スペースなど導入先のニーズに柔軟に対応できる。

また、レジはスーパーマーケット内のレジと共通会計とする。

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