サッカー=独リーグが外国投資家探し中止、ファンの抗議受け

[ベルリン 21日 ロイター] - ドイツ・サッカーリーグ(DFL)は21日、放映部門の株式売却に向けて外国投資家を探していたが、ファンの抗議活動が活発化したことを受けて計画を中止すると明らかにした。

昨年12月、ドイツの1部および2部のクラブは、DFLメディア部門の株式を9億─10億ユーロ(約1470億─1630億円)で投資家に売却することを承認した。

しかし、国内サッカーの商業化をさらに促進すると見なしたファンからの抗議が激化し、試合中にテニスボールなどの投げ込みや、横断幕を広げるなどでプレーが中断されることが相次いでいた。

ドルトムントの最高経営責任者(CEO)で、DFL理事会の広報担当でもあるハンス・ヨアキム・バツケ氏は「現在の状況を考慮すると、プロセスの継続的成功は不可能に見える」とコメント。数週間以内に一連の過程を分析するための協議を各クラブと行うと語った。

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