「三保松原」の一部砂浜「富士山の日」に海岸保全施設に指定へ 都道府県知事の指定は全国初=静岡県

2月23日は「富士山の日」です。静岡県は、世界文化遺産・富士山の構成資産のひとつである「三保松原」の一部砂浜を「富士山の日」の23日に、海岸保全施設に指定することを発表しました。

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県が今回、海岸保全施設に指定するのは三保松原のシンボル「羽衣の松」付近の南北200m、東西73mの砂浜です。

海岸保全施設とは、海水の浸食から海岸を護る施設のことで、都道府県知事が砂浜を海岸保全施設に指定するのは全国初となります。

指定されたことで災害で砂浜が被害にあった際、国から復旧費の補助を受けることができるようになるということです。

海岸保全施設に指定されるには、長期間、砂浜を削られるのを防ぎ安定させることが必要で、県の担当者は「長年の対策の成果が出た世界遺産の『守られた砂浜』として発信していきたい」と話しました。

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