豪カンタス航空、上期は12.8%減益 自社株買い規模拡大

Echha Jain

[22日 ロイター] - オーストラリアのカンタス航空が22日発表した2024年度上半期(2023年12月31日までの6カ月間)決算は、調整後税引き前利益が12億5000万豪ドル(7億8588万米ドル)と前年同期の14億3000万豪ドルから12.8%減少し、ジェフリーズのコンセンサス予想である12億6000万豪ドルにわずかに届かなかった。

カンタスは減益の理由として航空運賃と輸送能力の正常化を挙げた。

同社はまた、最大4億豪ドルに上る追加の自社株買いも発表した。

上半期は運賃の下落で有効座席キロメートル当たりの収入が減少し、最終損益に約6億豪ドルの影響を与えた。

さらに風評被害、パイロットによる断続的な労働争議、取締役会の刷新、規制違反などさまざまな問題に直面した。

同社は21日、退任するリチャード・ゴイダー会長の後任として通信大手テルストラ元会長のジョン・マレン氏を指名した。

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