G20外相会合、米欧がロシア批判 ラブロフ氏は「代替的事実」表明

Anthony Boadle Lisandra Paraguassu

[リオデジャネイロ 21日 ロイター] - ブラジルで21日に開かれた20カ国・地域(G20)外相会合で、米欧はウクライナ侵攻を続けるロシアを強く批判した。ロシアのラブロフ外相も会合に出席し、自国の立場を主張した。

非公開の会合で、キャメロン英外相はロシアが「侵略の代償を払わなければならない」と語った。同相の事務所が明らかにした。

米独伊仏やオーストラリア、カナダ、ノルウェーの外相も同様の発言をした。

会合は22日まで2日間開かれる。

ノルウェーのアイデ外相が記者団に明らかにしたところによると、ラブロフ氏はキャメロン氏の発言に対し、ウクライナ情勢に関する「(虚偽の)代替的事実」を淡々と述べたという。

キャメロン氏はロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏が刑務所で死亡したことにも触れた。

アイデ外相によると、参加国は中東情勢についてイスラエルと将来のパレスチナ国家が共存する「2国家解決」が必要との見解で一致したが、その方法について意見はまとまらなかった。

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