マーリンズ ティム・アンダーソンに「正遊撃手」のオファー提示

日本時間2月22日、MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ記者は関係者から得た情報として、マーリンズがティム・アンダーソンに対して「正遊撃手」のオファーを提示していることを報じた。ホワイトソックスからFAとなっているアンダーソンは、昨年10月の時点でポジションを遊撃から二塁へ移すことに前向きな姿勢を示していたが、正遊撃手不在のマーリンズはアンダーソンを遊撃手として獲得しようとしているようだ。2019年に首位打者のタイトルを獲得した好打者はマーリンズに加わることになるのだろうか。

現在30歳のアンダーソンは2016年のメジャーデビュー以降、打撃面の粗さが課題となっていたが、メジャー4年目の2019年にブレイク。打率.335、18本塁打、OPS.865の好成績を残して首位打者に輝き、この年から4年連続で打率3割をマークし、昨年3月のワールド・ベースボール・クラシックにはアメリカ代表の一員として出場した。

ところが、昨季は4月中旬に左ひざを痛めたことが影響したのか、自己最悪のシーズンに。123試合に出場して打率.245、1本塁打、25打点、13盗塁、OPS.582に終わり、ホワイトソックスから年俸1400万ドルのオプションを破棄されてFAとなったあと、現在まで契約が決まらない状況が続いている。

マーリンズはミゲル・ロハスの退団後、遊撃のレギュラーを固定することができておらず、昨季はジョーイ・ウェンドルが81試合、ジョン・バーティが52試合、ギャレット・ハンプソンが26試合、ジェイコブ・アマヤが3試合でスタメン出場。ウェンドルとハンプソンはFAでチームを去っており、現時点ではユーティリティ・プレーヤーのバーティが正遊撃手候補の1番手となっている。

なお、今オフのマーリンズはFA市場でメジャー契約を1件も結んでいない。待望の正遊撃手獲得が「今オフ初のFA補強」となるのか。アンダーソンがマーリンズからのオファーに対してどんな決断を下すか注目だ。

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