近年 "再発見" されたシティ・ポップという現在進行系のカルチャーの輪郭を捉えた9つの講義を収録した一冊、『シティ・ポップ文化論』が2月23日に刊行

2022年に東京都立大学で開催され、大きな話題となった連続講義の書籍化『シティ・ポップ文化論』が2月23日にフィルムアート社より発売される。 シティ・ポップを準備した70年代の都市文化から80年代の流行、そして2020年代の世界的なリバイバルまで、現在進行系のカルチャーの輪郭を捉える9つの講義を収録。 70〜80年代の日本で流行し、近年、国内外のミュージシャンやリスナーから再発見されリバイバルしている「シティ・ポップ」。雑誌、書籍、テレビやラジオなど、さまざまなメディアで特集されるなど、シティ・ポップは今まさに再定義・再言説化されつつあるが、本書ではそうした議論を踏まえ、さまざまな領域を専門とする執筆者が、シティ・ポップを取り巻く流動的な状況と歴史を、多角的に分析する。 インターネットを中心に起きた現在のリバイバル、80年代当時の文化的状況、シティ・ポップを準備した都市文化の隆盛、世代を超えた評価の背景、アジアやアメリカなど諸外国での受容と展開など……シティ・ポップを起点に、都市、音楽、イメージ、そしてそれらの関係性について考えていく。 表紙イラストは江口寿史によるもの。

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