【名護】沖縄県名護市のネオパークオキナワで23日から、県内初展示の動物「アメリカバク」を一般公開する。神戸どうぶつ王国で飼育されていたメスの個体で、名前は「リン」ちゃん。2021年9月生まれの2歳で、体重は約160キロ、体長は170センチ程度。
アメリカバクは水辺を好み、南米アマゾン川周辺の湿地や森林に生息している。絶滅の危機が増大しており絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
アイモバイル(東京都)から企業版ふるさと納税を通して名護市に寄せられた寄付金を、輸送費や展示エリアの整備費用に充てた。ネオパークは今後、オスの個体も飼育し繁殖を目指す。
22日のお披露目式では、リンちゃんが鼻をぴくぴくと動かしながらエサを食べる姿や、池でのんびり水遊びする姿が見られた。
飼育員の山中隼輝さんは「リンちゃんは食べ物が好きで好き嫌いしない。やんちゃな性格で、一言で言えばおてんば娘」とPRした。(北部報道部・松田駿太)