インドネシア、23年経常収支が赤字に転落 対GDP比0.1%

[ジャカルタ 22日 ロイター] - インドネシア中央銀行が22日公表した2023年の経常収支は16億ドルの赤字となり、黒字だった22年から赤字に転落した。世界経済の減速でモノの輸出が減少、コモディティー(商品)価格下落も響いた。

23年の赤字は対国内総生産(GDP)比で0.1%。22年の黒字は対GDP比1%。世界的なコモディティーブームだった22年は、過去12年間で唯一、経常黒字を計上した。

23年の国際収支は63億ドルの黒字だった。

昨年第4四半期の経常赤字は13億ドル(対GDP比0.4%)で、第3・四半期から拡大。国際収支は86億ドルの黒字だった。

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