自民党県連幹事長の木村好文(きむらよしふみ)県議は21日の県議会代表質問で、福田富一(ふくだとみかず)知事に6選出馬を要請した。
木村氏は知事が務めた5期20年について「足利銀行の国有化や大規模な自然災害、コロナなど幾多の危機を乗り越え、特に5期目は国体・障害者スポーツ大会の開催、G7大臣会合の誘致など大きな花を咲かせることができた」と功績をたたえた。
一方、少子化対策など今後も取り組むべき課題を挙げたほか、「知事が一貫して政策の柱に掲げた『人づくり』を成し遂げられたのか疑問だ」とも指摘。県議になった年が同じ「同期の盟友」として、「6期目、なんとしても出馬していただきたい。全力で支援することを約束する」と訴えた。
木村氏による出馬要請は全ての質問が終わった後のため、知事は答弁することなく、神妙な面持ちで聞き入っていた。