「ワクワクが止まらない」 久常涼は憧れのマスターズ初出場に歓喜

念願の「マスターズ」初出場が決まった久常涼 ※撮影は2024年「フェニックスOP」(撮影/田辺安啓(JJ))

特別招待による海外メジャー「マスターズ」初出場が決まった久常涼が21日、今週プレーする米国男子ツアー「メキシコオープンatヴィダンタ」の会場で取材に応じ、「本当にうれしい。今からワクワクが止まらない」と喜びを表現した。

前日20日(火)に電話で飛び込んできた朗報。21歳にとって初めてのメジャー挑戦が、かねて憧れ続けてきた4月11日開幕「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)に決まった。

「この舞台に絶対に出てやる」という思いから、開催コースであるオーガスタナショナルGCのボールマークを最終日に必ず使用しているという。「僕にとって出たい大会だったので、特別招待していただいたのは光栄」。昨季のDPワールドツアー(欧州ツアー)で初優勝を収め、日本人初のルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した活躍が認められ、プロ4年目で大舞台への切符をつかんだ。

毎年テレビで観戦し、名手たちがグリーンジャケットに袖を通すシーンを目に焼き付けてきた中には、もちろん2021年大会を制した松山英樹もいる。「3時ぐらいから起きてテレビで見ていて、優勝された瞬間は感動しました。自分も同じ舞台で戦えることにビックリしています」。大先輩の偉業を思い起こしながら、夢のような現実を受け止めた。

「コースはアップダウンが激しくて、傾斜がすごいコースと聞いている。優勝されている松山さんとは一緒に練習ラウンドをさせていただきたいし、いろいろな先輩方にも(情報を)聞いて、いい準備をしていきたい。特別な舞台を一週間、楽しみたいと思います」と緊張感を漂わせる。憧れのオーガスタに立つまで、あと1カ月半だ。

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