「我々は非常に質の高いチームと対戦した」バンコクU指揮官が横浜に感服!マリノスOBは相手の試合後の行動に感激「素晴らしい」

2月21日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグのラウンド16第2戦で、横浜F・マリノスとバンコク・ユナイテッドが日産スタジアムで激突。0-0で延長戦にもつれ込んで迎えた120+2分に、アンデルソン・ロペスがPKで決勝点を奪った前者が1-0で制し、第1戦の2-2と合わせ2戦合計3-2でベスト8進出を果たした。

タイの雄は押し込まれる厳しい展開が続くも、粘り強い戦いで徹底抗戦。しかし、最後はペナルティエリア内で痛恨のハンドを犯して与えたPKで力尽きた。

アジアサッカー連盟の公式サイトによれば、トッチタワン・スリパン監督は死闘を振り返るなかで、実際に戦って感じた横浜の強さを次のように伝えた。

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「第一に、我々は非常に質の高いチームと対戦したことを認めなければならない。私たちは戦おうとしたが、相手のクオリティが高く、我々のプランとは違っていたにもかかわらず、守備的にならざるを得なかった。最初のプランでは、最初の90分間で勝機を見出すつもりだったが、試合のテンポが速かったため、終盤は明らかに疲弊してしまった」

それでもバンコク・Uは、Jリーグの難敵を大いに苦しめ、印象的な戦いを見せた。また、試合後にはマリノスのベンチ、サポーターに挨拶。スタジアム中で拍手が起こるなか、中継で解説を務めたOBで元日本代表の水沼貴史氏は、主将のエベルトンを中心としたリスペクト溢れる振る舞いに、こう賛辞を寄せていた。

「やっぱりこういう礼儀というか、素晴らしいですよね。これはマリノスのサポーターも本当に拍手ですよね。エベルトン素晴らしいですね」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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