好調アーセナル、ポルトとの1stレグは後半ATの失点で敗れる アルテタ監督「ポルトを称賛したい」

写真:アルテタ監督は積極性が欠けていたと指摘、一方でポルトの守備を称賛した ©Getty Images

現地時間2月21日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16、アーセナルとポルトの1stレグが行われ、1-0のスコアでアーセナルが敗れた。試合後、ミケル・アルテタ監督は敗戦を振り返った。イギリス『フットボール・ロンドン』が報じている。

この試合、アーセナルはボール支配率こそポルトを上回る65%を記録した。しかし、シュート本数はポルトより1本少ない7本であり、ゴール枠内に飛んだシュートは0本であった。後半アディショナルタイム、ガレーノのカーブが効いた鮮やかなゴールが決勝点となり、アーセナルは敵地での1stレグを落とした。

試合後の会見で、アーセナルのアルテタ監督はこう語った。

「試合展開を十分に管理できなかった。それができなければCLでは負ける。我々は試合を支配していたが、特に前半はプレーの目的を見失った。アグレッシブさとDFラインを崩す必要があった。相手の最終ラインを脅かし、前へプレーしなければならなかった」

「後半はよりいいプレーができていたしチャンスを多く作れたが、それを活かせなかった。この敗戦から学ばなければならない。もう1試合ある。準々決勝に進みたいのであれば、相手をうち倒さなければならない」

また、後半アディショナルタイムの失点が決勝点となって敗戦したことについて「最後に甘さが出たのではないか?」という質問に対して、アルテタ監督はこう答えた。

「(ポルトの)最後のプレーに対してだけだった。この試合を通して最後の場面以外に落ち度があったか断じるのは少し酷だろう。ただ最後のプレーが結果に繋がったのは事実だ。(CLラウンド16という)初めての舞台での他のプレーに関しては良くできていたと思う」

さらに、アルテタ監督はチームがポルトの守備を崩せず、得点できなかった点に触れた。

「深い守備のブロックを構える相手には慣れている。特に前半は、とあることが欠けていた。この失敗から学び、2ndレグでよりいいプレーをするためにつなげる。ポルトを称賛したい。我々は敵陣まで押し込んでも、シュートにまで持っていけず、ラストパスや適切なクロスを出せなかったのは事実だ」

現地時間3月12日、アーセナルはCLラウンド16、本拠地エミレーツ・スタジアムでポルトとの2ndレグを戦う。

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