「eパラスポーツ」オンラインで交流

武蔵村山市の商業施設で2月20日、障がいのある人でも操作することができるゲームのオンライン交流会が開催されました。参加者たちは障がいの有無に関わらず、夢中になって白熱した戦いを楽しんでいました。

こどもが目の前に並ぶ4色のボタンを順番に叩くと、画面のなかにいる動物がゴールに向かって走って行きます。このボタンは、東京都が障がいのある人でも簡単に操作できるように開発したゲームのコントローラーです。

東京都はこのコントローラーを使って、障がいの有無に関わらず交流できる場を提供しようと、イベントを開催しました。都内にある5カ所の福祉施設と会場をオンラインで繋ぎ、参加者たちは「eパラスポーツ」を笑顔で楽しみました。

来場者:「障がいのある方の度合にもよるかと思うが、色んなことができないと思うと、寂しかったり悲しかったりというのはあると思うので、こういう簡単なものでもできるというところを通じて、楽しく人生もいれるようになれたらいいと思う」

また会場では、来年都内で初開催となるデフリンピックの陸上競技で使用される、色でスタートを知らせるランプの体験も行われました。

来場者:「スポーツって見える見えない、聞こえる聞こえないとか、そういうの関係なしにみんなが楽しめるものだと思うので、聞こえない方がどんな風にスポーツをしているかというのが知れて良かったと思う。いい経験でした」

都の担当者は今後もこうしたイベントを通じ、誰もが楽しめる共生社会に繋げていきたいとしています。

担当者:「来年度も引き続き事業を続けたいと思っておりまして、こういった交流大会で施設だけではなく、ゲストだったり来場者の皆さんと交流する機会を提供したいと思っております」

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