犬のお散歩コースは毎回変えるべき?同じコースを歩いたほうがいいの?

犬のお散歩コースは毎回変えるべき?

犬のお散歩コースは、「毎日変えるべき」「たまに変えるべき」「毎日同じコースを歩いた方がいい」など、様々です。

犬の性格や好みによって変わりますし、年齢や健康状態によっても変わります。お散歩コースを変えるべきかそうでないかの判断は、犬によって異なるのです。

ぜひ今回の記事を参考にしながら愛犬の様子をじっくり確認した上で、お散歩コースをどうすべきかについて検討されることをおすすめします。

今回は、犬のお散歩コースを「毎日変えた方がいい場合」「たまに変える程度でいい場合」「変えない方がいい場合」などそれぞれの状況に応じて解説しますので、ぜひ参考になさってくださいね。

お散歩コースを毎日変えた方がいい場合

まずは犬の「お散歩コースを毎日変えた方がいい場合」について解説します。愛犬が該当するかどうか、確認してみてくださいね。

他人や他犬に吠えてしまう

お散歩中、他人や他犬に吠えてしまう犬は、コースを毎日変えた方がいい場合があります。

毎日同じコースでは、すれ違う他人や他犬もだいたい同じなのではないでしょうか。よくすれ違う他人や他犬に対する吠え方と、初めてすれ違う他人や他犬に対する吠え方が違う、と感じたことはありませんか?

いつもと同じ他人や他犬から受ける刺激と、初めての他人や他犬から受ける刺激とでは大きく違います。不安や緊張や恐怖はより大きくなり、激しく吠えて威嚇することがあるのです。

どんな刺激にも平常心を保つことができるようにするためのトレーニングの一環として、お散歩コースを毎日変えてみるという方法を試してみてください。

お散歩コースを変えることには、すれ違う他人や他犬の違いだけではなく、目にするものも変わりますし、においも変わります。新しい刺激を受け、新しいことを学び、社会への適応力も向上すると思います。

運動の量と強度を必要とする

運動の量と強度を必要とする犬は、コースを毎日変えた方がいい場合があります。

体の大きさはあまり関係ありません。超小型犬でも運動の量と強度を必要とする犬もいますし、大型犬でも運動の量と強度をあまり必要としない犬もいます。

運動が大好きで体力もあり、健康状態が良好なのであれば、お散歩コースを変えることで、毎日の運動の量や強度を変えてあげることで、満足のできるお散歩になると思います。

犬も飼い主も膝や腰を痛めるなどする可能性がありますので、いきなり運動の量や強度を変えることはおすすめしませんが、まずはゆるやかな上り坂や下り坂のあるコースにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

初めは、上り坂や下り坂を探し歩くだけでも、毎日のお散歩コースに変化を出すことができます。

注意点としては、運動の強度を上げるためにと、階段の上り下りをさせることはおすすめしません。犬が階段を踏み外したり、怪我をしたり、関節を痛めるなどする恐れがあるためです。

お散歩はたまに変える程度でいい場合

お散歩中、体を動かすことだけではなく、親しい他人や他犬とのスキンシップやコミュニケーションを楽しみにしている犬もいます。

コースが変わることで、その楽しみを奪ってしまうことがあります。

しかし、お散歩コースを変えることで、また新しい出会いもあります。たまに変えてみて、愛犬との相性のいいお友達を見つけてあげるのもよいのではないでしょうか。

お散歩コースは変えない方がいい場合

お散歩コースが変わることで、強い不安・緊張・恐怖を感じ、ストレスになってしまう犬がいます。実は、我が家の愛犬がそうなんです。

いつものお散歩コースでは何の問題もなく歩くことができるのですが、コースを変えると他人や他犬に吠えてしまったり、パニックを起こして走り出してしまったりすることがあるんです。

いつものお散歩コースでは、嬉しそうにしっぽを高く上げ、私より少し先を歩きます。コースを変えるとしっぽは下がり、私の少し後ろを歩きます。不安な様子がすくに分かる仕草や行動ですよね。

(退屈していないかな?)(つまらないお散歩になっていないかな?)(たまにはコースを変えてあげたいけど…)と思われる場合には、いつものお散歩コースを逆回りに歩いてみてください。それだけでもよい刺激になると思います。

まとめ

愛犬と毎日歩くお散歩コースだからこそ、安全であることが第一です。

ちょっとお散歩コースを変えただけなのに、(こっちにはタバコの吸い殻が点々と落ちてるんだな)とか、(お散歩する犬が多くてすれ違うのはちょっと不安かも…)などと感じることもあります。

飼い主が不安に感じるお散歩コースは、愛犬も同じように不安になります。

いきなりガラリと変えるのではなく、少しずつ変えてみて、愛犬にとって安全なお散歩コースを開拓してみてはいかがでしょうか。

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