「楽しみにしていた」いわき駅前に新たな商業施設「ペッペ」開業 市街地活性化に期待

中心市街地の活性化につながればと期待が寄せられています。JRいわき駅(福島県)に近いイトーヨーカドー平店の跡地に、スーパーを核とした新しい商業施設がオープンしました。

22日、オープンしたのはその名も「Paix Paix(ペッペ)」。いわき駅に近いイトーヨーカドー平店の跡地に整備されたヨークベニマルを核とする地域密着型の商業施設です。

オープニングセレモニーでは、開発事業者の真砂不動産の猪狩達宏社長が「暮らしを支える施設として街を活性化させていきたい」とあいさつしました。

水津邦治アナウンサー「待望の商業施設のオープンに、待ち望んだ多くの地元の人たちが開店前から訪れています」

開店と同時に、待ちわびた多くの買い物客が訪れていました。

地元の人「イトーヨーカドーが閉店してから、寂しかったです。できるのを楽しみにしていました」

「ペッペ」とは「穏やか」などの意味があるフランス語の「Paix(ペ)」をふたつ組み合わせたもので「穏やかな暮らしを支えていきたい」という想いが込められています。

施設は地上2階建てで、食品や生活用品などを提供する「商業棟」にはヨークベニマルをはじめ、100円ショップやドラッグストアなどが入りました。「サービス棟」にはファストフード店や、ステージを備えた交流スペースが設けられました。

水津アナ「広場が見渡せるテラスでは、食事をしたり休憩したり様々なシーンで活用できるということです」

中心市街地の活性化が課題となる中、いわき市の担当者は市民の利便性が良くなればと期待を寄せます。

いわき市産業チャレンジ課・荒木学課長「ペッペは駅の東側に位置していて東側地区の大きな核ができたと思っている。賑わい創出とエリア価値の向上に努めていきたいと考えています」

いわき市では「今後はイベント開催などソフト面も充実させ、ますます愛されるようないわき駅前になってくれれば」と期待しています。

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