ヘイリー氏、地元の州でも劣勢 24日共和予備選、撤退あらがう

21日、米サウスカロライナ州ノースオーガスタで集会を開いたヘイリー元国連大使(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】11月の米大統領選で政権奪還を狙う共和党の候補選びで、24日に南部サウスカロライナ州予備選が開かれる。同州出身で知事も務めたヘイリー元国連大使(52)はトランプ前大統領(77)に支持率で大差をつけられ劣勢。地元で敗北しても撤退しないと表明しているが、惨敗なら圧力が一層高まるのは必至。あらがって票の掘り起こしに懸命だ。

 今回の共和党候補指名争いで初めて南部州が舞台となる。州内各地で遊説を重ねてきたヘイリー氏は21日も集会で「トランプ氏が語っているのは国民についてではない。自分のことだけだ」と対決姿勢を強調した。

© 一般社団法人共同通信社