【中山記念/WIN5予想】エルトンバローズ“消し” 重賞2鞍は前走大敗馬狙い「2度目の億超えへ」

25日に中山記念(GII、中山芝1800m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は的中票数66票、払戻金726万5020円と先々週の2億超えから下落したものの、好配当は続いている。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

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■前走2桁着順からの復活へ

大阪杯の前哨戦として位置づけられている本レース。過去10年の前走クラス別傾向をみると、前走GIII組が【3.5.2.21】、前走GI組【6.3.3.24】と格の高いレースを経験した馬が好走。前走GI組で勝利した6頭は着順に関係なく好走しているが、前走GIII組の3頭は連対が条件となる。今回前走GIII組で条件に当てはまる馬はおらず、前走GI組が有力となりそうだ。

人気傾向を見ると、1番人気が3勝、2番人気3勝、3番人気2勝と上位人気に勝ち星が集中している。しかし1番人気は【3.0.0.7】と優勝3回以外はすべて馬券外。直近2年は連続で掲示板外に沈んでいる。現在想定1番人気はソールオリエンスだが、この傾向を見ると過度な信頼は置きづらい。

また関東馬と関西馬の成績を見ると、関東馬8勝に対し関西馬は2勝。人気の一角であるエルトンバローズには厳しいデータとなっている。

レース当日は雨予報が出ており、馬場が渋ればパワーのある馬に展開が向く。しかし昨年の皐月賞で力強さを見せたソールオリエンスや、稍重馬場で勝利した実績のあるエルトンバローズといった人気どころには、先述の通りやや不安が残る。それであれば、稍重馬場で行われた昨年の札幌記念で3着と、荒れた馬場でも実績を残しているソーヴァリアントが馬券妙味もあり狙い目となる。

今回、関西馬であるエルトンバローズは消し。ソールオリエンスは実力上位だがやや不安が残る一面もあるため、ソーヴァリアントとの2頭でWIN5メインレースを攻略する。

■阪急杯は想定2桁オッズの伏兵1点

今回警戒すべきは、WIN4阪神11R・阪急杯。過去には3連単248万3180円の高額配当を記録したこともある。

人気傾向を見ても1番人気と2番人気がともに3勝ずつで、残りの4勝は、6番人気1勝、7番人気2勝、11番人気1勝。4割が6番人気以下という波乱含みのレースとなっている。

脚質傾向を見ると、逃げ4勝、先行2勝、差し2勝、追込2勝。開幕週ということもあり前が止まらない傾向だが、高配当となったレースは差し、追込馬が1着になっているケースが多い。

今回、阪神競馬場も雨の予報。過去10年間のうち不良馬場でレースが行われたのは一度のみだが、その際はダイワマッジョーレが4角11番手から差し切って勝利している。

2月に入りWIN5は43万円→2億5177万円→726万円と高配当を連発中。雨予報もあり各レース荒れる可能性は十分だ。それであれば上位人気の先行馬2頭は思い切って消し。中団から後方に控える競馬が得意で、過去には重馬場で行われたファルコンSで2着に入るなど、雨にも強いカルロヴェローチェで今月2度目の億超えを狙う。

その他、WIN1からWIN5の注目馬は以下の通り。

WIN1・阪神10RマーガレットS:クリスアーサー、ジャスパーノワール、ナナオ、ビッグドリーム
WIN2・中山10R春風S:アイファーシアトル、ミラクル
WIN3・小倉11R下関S:サニーオーシャン、グランテスト、カンチェンジュンガ
WIN4・阪神11R阪急杯:カルロヴェローチェ
WIN5・中山11R中山記念:ソーヴァリアント、ソールオリエンス

計48点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)

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