ピアノ教師が首切られ死亡 現場から血の付いた刃物見つかる 重要参考人の男は黙秘続ける

愛媛県今治市の住宅でピアノ教師の女性が殺害された事件で、現場の住宅から血の付いた刃物が見つかっていたことが分かりました。

この事件は1月26日、今治市松本町に住むピアノ教師の冨田小雪さんが、自宅で首を切られ殺害されたものです。

事件の発覚後、捜査員が現場の住宅を調べていますが、警察によりますと、押収した刃物の中に血の付いたものがあったことが分かりました。

警察は、この刃物が凶器の可能性もあるとみて捜査しています。

事件を巡っては、発覚当日、冨田さんのピアノ教室に訪れた男子中学生の両手足を結束バンドで縛るなどした逮捕致傷の疑いで、西条市樋之口の無職・榊原正道容疑者を逮捕し、殺人の重要参考人として捜査しています。

警察の調べに対し、榊原容疑者は、黙秘しているということです。

【事件の経緯】
・1月26日午後6時すぎ、ピアノ教師の冨田小雪さんが首を切られ倒れているのが発見される。冨田さんはその後、死亡確認

・同居する冨田さんの次女の行方が一時わからなくなる。1月27日午後8時ごろ、隣接する西条市内で次女を無事保護

・1月27日午後11時ごろ、冨田さんの次女に対する暴行の疑いで、榊原容疑者を西条市内で逮捕

・2月8日、松山地裁が勾留期限を2月16日までとすることを認める

・2月16日、男子中学生への逮捕致傷容疑で再逮捕。暴行容疑については処分保留で釈放

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